Mr.childrenのアルバム「重力と呼吸」を聴きました。
中でも曲目一覧をパッとみて気になった”day by day(愛犬クルの物語)”という曲について。
「何かの映画のタイアップ?」と思うようなタイトルですが、関係ないみたいですね。曲を聴いての第一印象は、曲自体はMr.Childrenっぽいポップでロックな感じだけど、歌詞の内容は重めなのかな?といった印象でした。
(特に最後の「今もなお帰りを待っているの?」のあたり)
(ちなみに歌詞カードを見ずに聴いていたので、歌詞冒頭の”愛犬クル”を”愛犬くん”だと思ってました・・・)
改めて歌詞を読んでの印象を独断で感じたままにメモしておきます。
愛犬クルは行儀良く主人を慕う
どんな時だって嬉しそうにその尻尾を振る
um 彼の顔なんて美味くないだろう?
扉開く度 駆け寄り舐めている
ここまでだと、ご主人様のことを大好きな愛犬クルとの日常が思い浮かんでくるようなほんわかとした歌詞ですが、続けて
um 時には悲しみ
um 孤独に似た日々
固いベッドで分けあって
週末の度 助手席に乗り移動
何かを補いあうように暮らす二人So day by day
And day by day
愛おしさはまた深くなっていくよ
「時には悲しみ」とか「孤独に似た日々」などのドキッとするワードが。
何か分からないけど共通の悲愁を抱えた2人(主人とクル)の暮らしぶりが胸にグッときます。
愛犬クルは仲の良い夫婦が
こどもに恵まれず それでやって来たという
でも そのおかげでみんな幸せになったよ
綺麗だったあの女性(ひと)がいなくなってからも
さて、2番に入って、クルは子供に恵まれなかった仲良し夫婦と一緒に暮らしていたことが判明します。「みんな幸せになった」っていうのは、夫婦とクルも含めてみんな、ってことですかね。クルも夫婦のところに来るまでは独りぼっちだったのかな〜、と。
また、「綺麗だったあの女性(ひと)」っていうのは、奧さんなのかな。「奧さん」といった表現になっていないのは何でだろう?犬目線での表現ですかね?
なお、いなくなった=亡くなってしまった、だと勝手に想像してます。
ここまで来て1番の歌詞「週末の度 助手席に乗り移動」は、ひょっとして(奧さんの)お墓参りだったりするのかな、と思ったりもしましたが。。。
day by day ってタイトルから、やっぱり何気ない日常お出かけなのかな、と。
um 忘れぬ哀しみ
um 愛した人の匂い
今もソファに残っている
あの柔らかい膝の上の温もり
夢の中思い出すように深く眠っている
これは、クルが夫婦2人(特に奧さん)に愛情を深く感じていて、いつまでも忘れないよ、って感じなのかなと。ここまでで勝手にクルは♂だと思ってます(最初に”愛犬くん”と空耳ってたのもあり・・・)
So day by day
And day by day
今もなお帰りを待っているの?
So day by day
And day by day
愛おしさはまた深くなっていくよ
ここまでくると、ついに主人もいなくなってクルが独りさびしく主人の帰りを待っている、、、といった姿が思い浮かびます。
で、曲が終わって次の曲がゆっくりめの「秋がくれた切符」。この曲の流れで上手く言葉にできないけど胸にジーンとくるものが。(歌詞は全然関連なさそうですけど)
ちなみに、アルバムタイトルになっている「重力と呼吸」は、どちらも何気ない日常にあたりまえに存在するものや行っている行動なのかなと。で、この曲の day by day(日本語だと「日に日に〜」かな?)も、無理やり解釈すると、何もしなくても日々はやってくる(=クル?)とかいう言葉遊びだったりするんでしょうか。
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